遠くて近い海外旅行

私が社会人になって二年目、大学時代の友人と海外旅行をした時のことです。

卒業旅行に行くつもりでしたが事情により叶わなかった私達、初の海外旅行という楽しみに胸を膨らませ、念願だったヨーロッパに行きたいと、真冬にもかかわらずドイツ&南仏への個人旅行に出発しました。

ドイツでは、短時間ですが憧れの田舎の鉄道の旅。

舞い上がっていた私達、電車の中で精算すればよいと軽い気持ちで飛び乗った・・・のだと思います。そしていざ精算してもらう段になり、大変な事態に。

トラベラーズチェックもクレジットカードも使えないというのです。

二人とも現金の持ち合わせはほとんどありません。

おろおろする私達に、近くに乗り合わせた人も、どうしたらよいか真剣に考えてくれたりもして・・・。

そのうち車掌さん、どこかと連絡を取ってくれたのか、トラベラーズチェックで支払えることになり、一同ほっと胸をなで下ろしました。

車掌さんも近くの人も私達も、たどたどしい英語で話し合った様子、今から思い出しても苦笑いしてしまいます。そして、ドイツの方って親切で真面目なのだなぁとこの時強く感じたのでした。

旅行から無事帰宅し、今度は現地の人達とドイツ語でお話出来るように勉強して、またドイツに行きたいねと話していたのですが、その夢はまだ叶っておりません。

今は、タブレットPCやスマートフォンがあるので格段に情報の精度は上がっていると思いますし、翻訳機能までついています。

格安航空券に格安の海外ホテルを日本語で一括検索できるサイトもあるので今の経済力なら相当なロングステイが可能だと思うのですが、仕事は役職が付き、休みをまとめてとることが困難になってしまいました。

そう考えると時間をふんだんに使えていたあの頃の経験がいかに貴重だったのかと実感します。